お口の渇きについて
2019/11/15 | 未分類
皆様、こんにちは
神戸市東灘区のだ歯科医院 歯科助手の青木です
毎日寒い日が続きますね。風邪やインフルエンザが流行っております。皆様、くれぐれもうがいと手洗いを小まめにして予防してください。
冬は特に空気が乾燥し、手肌や口の中も乾燥しがちです。
そこで、今回はお口の乾燥を防いでいる「唾液」についてです。
私たちは毎日、お口を使って生活していますよね?
お口は空気や食べ物の入り口です。常に外界の細菌やウイルスにさらされています。
唾液は細菌から体を守ったり、「食べる」「話す」機能をサポートしてくれています!
しかし、何らかの原因で唾液の分泌量が低下することで、「ドライマウス」と呼ばれるお口の中の乾燥症状が起こることがあります。
まず唾液の役割から説明します
からだを守る
抗菌作用
外界から入ってきた細菌やお口の中にいる細菌の増殖を防ぐ
中和作用
お口の中の細菌が作る酸や逆流した胃酸を中和する。お口の中は元々酸には弱いため、できるだけ中性に保つ必要があります。
食を支える
消化作用
唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)は、デンプンを分解して麦芽糖に変え、体内に吸収しやすくします。
食塊形成作用
水だけでは食べ物はうまくまとまりません。
唾液はムチンというネバネバとした成分を含んでおり、食べ物をまとめて、飲み込みやすくします。
粘膜保護作用
ムチンはお口の中、喉、食道等を保護し、硬い食べ物で粘膜が傷つかないようにしています。
唾液は、このような様々な作用を持ち、私たちのお口と体を守ってくれています。
唾液は、このような様々な作用を持ち私たちのお口と体を守ってくれているのです!!!
以下のような原因により唾液の分泌量が低下してしまうもドライマウスになり、唾液が本来の役割を果たせなくなってしまうのです!!
ドライマウスの原因
1. 薬の副作用
2. ストレス
3. 加齢
4. 筋力低下
5. 生活習慣、口呼吸
6. 糖尿病、膠原病 等
ドライマウスの症状
・口が乾く
・口が乾いて話しにくい
・口の中がネバつく
・ぱさぱさした食感のものが食べにくい
・夜間、水を飲むために起きる
・口臭が気になる
・舌や口の粘膜が痛い 等
唾液の分泌が少ないと虫歯や歯周病や口臭リスクが高くなります。また風邪もひきやすくなります!
軽くですが対処法、簡単にできる唾液マッサージを紹介します!
唾液マッサージ
①4本の指を頬にあて、上の奥歯のあたりを後ろから前へ向かって10回ほど刺激します。
②親指をあごの骨の内側の柔らかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5カ所を順番に左右10回ずつ押し当て刺激します。
③両手の親指をそろえて、顎の真下から突き上げるように、
10回ゆっくりぐ~っと押し刺激します。
ぜひしてみてください!
当院でもお口を潤わすジェルも販売しています。お試しになりたい方はお気軽にお声掛けください!