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インプラントの表面性状

| インプラント

こんにちは。
神戸市東灘区ののだ歯科医院院長の野田です。

先日は強烈な台風が日本列島を直撃しましたが、皆様は大丈夫だったでしょうか?
被災地の映像を見ると現地の方々を心配せずにはいられません。
一日も早い復興を祈っています。

当院も土曜日は午後を急遽休診にさせていただき、患者様にはご迷惑をおかけいたしました。
申し訳ございませんでした。


さて、今週木曜日の診療終了後に当院でインプラントメーカーのストローマンの方に来ていただき、インプラントのセミナーと埋入実習を行いました。
当院の歯科医師はもちろんのこと、衛生士も全員参加し、またインプラントのかぶせを作ってくれている技工士や大阪からも歯科医師の先生に参加していただきました。
衛生士や技工士にもインプラント埋入実習をしてもらい、歯科医師がどのように計画を立ててインプラント治療を行なっているか、より連携を強める良い機会になったと思います。






現在世界中にインプラントのメーカーは200社以上あります。
その中でこのストローマンというメーカーはNo1の世界シェアをほこっています。

日本の中でもトップであり、多くの医院、歯科医師に支持されています。

多くの医院や歯科医師に支持されているという理由の一つが信頼できる表面性状です。

表面性状とは何かと言うと、インプラント本体の表面の構造のことです。

近年多くのインプラント体の形状はネジタイプですが、それをもっともっと拡大してみて見ると、細かい凸凹構造になっています。
この構造はそれぞれのインプラントメーカーが独自に開発し、より早く、よりしっかりと、より長期的に骨とくっつくことを目的にしています。


ここにあげたものは異なるメーカーのインプラントの表面性状の一例ですが、このほかにも様々な構造のものがあります。

そのなかでもストローマン(ITI)のSLAという表面性状は非常に優れているため、信頼性があり多くの医院で使用されています。



また、多くの医院で使用されているというメリットもあります。

インプラント本体と、アバットメントと呼ばれる土台や被せ物を固定するネジは各メーカー独自のものです。
そのため、引っ越しなどでインプラントをしてもらった医院に通うことができなくなった時に、インプラント治療を行なっている医院でも異なるインプラントメーカーを扱っているとネジが異なるため、メインテナンスできない場合があります。

多くの医院で使用されているシステムであるということは、そのような時に、引っ越し先で歯科医院を選択する幅が増えるということです。

当院では、他医院で治療を行なったインプラントのメインテナンスを行うこともあるため、ストローマン以外のネジに対するドライバーも準備しています。

一概にインプラントといっても世の中には全く違ったかなり多くの種類が存在します。
治療費も当然大切ですが、末長く付き合っていけるインプラントメーカーのものを使用することも大切ですね。


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