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指しゃぶり

| 小児歯科

こんにちは。
神戸市東灘区のだ歯科医院 歯科医師の渡邉です。

ゴールデンウイークはいかがだったでしょうか?
10連休!という方もいらっしゃったと思います。
コロナ禍になって初めての移動規制のないGWなのもあり、たくさんの方がお出かけしやすかったのではないでしょうか。
ゴールデンウイークも明けて、今日からまた通常通り。頑張りましょう!



今回は、子どもの指しゃぶりについてお話させていただきたいと思います。







まず、どうして子どもが指しゃぶりをするのでしょうか。

母乳や哺乳瓶の代わりや、原始反射の吸啜反応、一種の寂しさなどを精神的に安定させるためなど、
考え方はいろいろあるそうです。


半年〜1歳半の間に卒乳をしなければ、指しゃぶりをするリスクが増えると言われています。
歯科的な観点から申しますと、3歳頃までにやめられることができれば、不正咬合のリスクが減るとも言われています。

そのため、4歳になっても指しゃぶりをやめられない場合は、止めるための指導が必要だと考えます。



方法としては、大きく2つに分けられます。

①記憶療法・・・リマインダーとして指に絆創膏などを貼り、指しゃぶりをしようとしたときに思い出させる方法

②褒美療法・・・『1日やめられたらシールをあげるね』『1週間あげられたら絵本を買ってあげるね』など、出来たことに対してご褒美をあげる方法
「今日は指しゃぶりしてないね、えらいね」と褒めてあげることも効果的と考えられます。


他にも、どういったときに指しゃぶりをしているかを観察し、
例えば、テレビを見ていて手持ち無沙汰の時にしているのであれば、ぬいぐるみを持たせてあげるとか、
寝るときにしているのであれば、手を繋いで寝かせてあげるとか、
やめられるために、何か施してあげることも効果的です。


ただ、これらのことは、親が強制的にさせようとすると逆効果になることもあるので、
前々から、「4歳になってら指しゃぶりやめようね」と声かけをしておき、
子どもの方から、「4歳になったから、やめる!」と意思を持ってもらうことが一番大切となってきます。


指しゃぶりが改善されても、不正咬合が見られる場合は、
その他の原因が考えられますので、ぜひご相談ください☆




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