歯と認知症
2021/08/25 | 予防歯科
こんにちは、
神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科助手の那須です。
今回は【歯と認知症の関係】についてお話をします。
歯と認知症は関連性がないように思われますが、
歯の喪失や歯周病など大きく関係しています。
患者様の中には歯が抜けてしまい、入れ歯・ブリッジ(2.3本連なった被せ物)・インプラントなどをせず残っている数本の歯のみでお食事をされている方がいらっしゃいます。
そういった患者様には当院では入れ歯・ブリッジ・インプラントなどで補ってあげることを勧めています。
なぜ勧めているかというと、上下の歯でしっかり噛む行為は脳の血流を上げる効果があり、
奥歯が無い状態の人とある人では認知症になるリスクが1.9倍上がると言われているので勧めています。
歯の喪失だけではなく、歯周病も関係しています。
歯周病の進行により、お口の中の炎症や歯周病菌のもととなる物質が、血流に乗り脳に運ばれ何らかの影響を与えられているとも考えられています。
歯周病はご自身での普段の歯磨き、定期検診でのクリーニングで予防することができます。
認知症は誰にでも起こりえる病気です、
ご自身の歯を残すのが1番ですが、ずっと残すということは難しいです。
偽物の歯だとしても少しでも認知症になるリスクを減らせるのなら何かしらの方法で歯を補い、
歯周病になるのを防ぐことが、
どれほど大事な事かお分かり頂きたくお話させて頂きました。