新型コロナウイルスが歯周病と関係する!?
2021/07/09 | 歯周病
みなさま、こんにちは。
神戸市東灘区 のだ歯科医院の、渡邉です。
どんどん蒸し暑くなってきていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
熱中症や脱水症状にならないよう、適度に水分補給をしてくださいね!
ところで、新型コロナウイルスが世界に蔓延し始めてから、1年半弱が経過しました。
ちょうど流行が拡大しつつあった当初、世間では、
『歯科医院に行くと治療中にコロナにかかる』『飛沫で感染する』などと言われ、歯科受診を控える方が多くいらっしゃいました。
しかし、今現在もなお、歯科医療機関におけるクラスター発生は1件も起きていません!
このことは、参議院予算委員会において、厚労大臣も認められています。
それだけでなく、最近は、歯周炎と新型コロナウイルスの重症度との関係性についての論文も発表され始めています。
その論文によると、
歯周病のコロナ感染者は、歯周病でないコロナ感染者に比べて、
ICUに入院する・人工呼吸器が必要になる・死亡するリスクが、それぞれ8.8倍、3.5倍、4.7倍高くなること、
病態悪化に関わるバイオマーカーというものの血中濃度上昇と関連すること、
が書かれてありました。
今回の論文だけで、新型コロナウイルスと歯周病の関係性をはっきり証明できるわけではないと思います。
しかし、歯周病の危険性、全身の健康に大きく関係しているということを改めて実感できるのではないでしょうか。
歯科医院では、安心して歯科治療を受けてもらえるような感染対策を行なっています。
お口の中で気になることはあるけど、なかなか歯医者さんに行けてないという方は、ぜひ一度ご来院ください。