花粉症とお口の関係
2021/03/08 | 予防歯科
こんにちは。
神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科医師の渡邉です。
3月になり、日中は暖かい日も増えてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
花粉症の方は、つらい時期に突入されているのではないでしょうか。
花粉症は、目や鼻にさまざまな不快症状を起こしますが、実はお口の中にも影響を起こしてくるのです。
花粉症の時期には、お口の健康にも気を付けたほうが良い理由をご紹介します。
花粉症の症状でよくあるのが、鼻づまり。
鼻で息ができにくくなると、お口で呼吸するようになります。
そうすると、お口の中が乾燥してしまい、本来唾液のもつ自浄作用や殺菌作用などが発揮されなくなってしまいます。
このような状態が続くと、お口の中の細菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。
それだけでなく、お口で呼吸することによって、本来、鼻の粘液や鼻毛によって取り除かれるはずのウイルスなどが
お口の中の粘液に直接付着してしまい、風邪やインフルエンザなどに感染しやすくなります。
また、成長期の段階で口呼吸をしていると、口呼吸のしやすい骨格や歯並びになっていきます。
その結果、出っ歯や下顎が引っ込んだような顔貌(アデノイド様顔貌)になりやすくなります。
歯並びは矯正治療で治すことが可能ですが、骨格からの改善はとても困難になります。
歯並びは矯正治療で治すことが可能ですが、骨格からの改善はとても困難になります。
また、花粉症のお薬の副作用のなかに、口が乾きやすくなるものがあります。
薬の副作用によっても、ドライマウスを引き起こしてしまうのです。
お口の中を乾燥させないようにするには、こまめなうがいや水分補給、唾液腺マッサージなどが効果的です。
詳しくはこちらをご覧ください。
何か気になることがあれば、いつでもご相談ください。