免疫のお話2
2020/12/04 | 未分類
こんにちは 神戸市東灘区のだ歯科医院 歯科衛生士の島田です
12月に入り寒くなり口腔内や喉、鼻などなど粘膜が乾燥し飛沫感染のおそれが高まる時期です。新型コロナウイルス、インフルエンザ、風邪などに気をつけましょう。
以前「免疫」のお話第一弾で免疫とはの役割や体にとっての大切さをお話しさせて頂きました。今回は第二弾「免疫力の向上」についてお話しさせて頂きます。
<第二弾>
「免疫力の向上」
免疫力低下のサインはまずは体の不調となって現れます。「風邪を引きやすくなった」「口内炎ができやすくなった」「肌荒れが始まった」などです。そんな心あたりはありませんか?
★免疫力アップに大切なこと3つ
1.腸内環境を整えること
腸には体の約7割の免疫細胞が存在しています。腸内の菌が善玉菌:悪玉菌:和見菌=2:1:7の割合で存在していることが理想です。悪玉菌が優勢になると免疫細胞の働きは低下します。
2.自律神経のバランスを保つこと
自律神経のバランスが崩れると免疫力低下、アレルギー症状が起こります。
3 基礎代謝を上げること
基礎代謝が下がると体温も下がります。体温が1℃下がると免疫力は30%ダウンしてしまいます。
★免疫力を下げる原因5つ
1.加齢
免疫細胞に大切なNK細胞は年齢とともに働きが低下します。
2.食生活
栄養の偏った食事は免疫力を低下させる原因となります。特にタンパク質が不足していると免疫細胞が作られにくくなります。
3.ストレス
交感神経が優位になるとリンパ球の数が減り、体内に侵入した異物を真っ先に攻撃することで感染を防ぐNK細胞の働きを衰えさせるホルモンも分泌されます。
4.不規則な生活
生活のリズムが崩れると、自律神経のバランスが崩れ細胞の働きが低下します。
5.薬の飲み過ぎ
援護射撃として用いるべき薬でも、頼り過ぎると免疫力を低下させることになりかねません。
★免疫力アップで予防できる病気
花粉症、生活習慣病(コレステロールの上昇.糖尿病の抑制)、認知症、癌、ノロウィルス、アトピー、胃潰瘍、風邪、インフルエンザ
免疫力が低下すると色々な病気にかかりやすくなりますが、いきなり発生するわけではありません。免疫力低下は万病のもと!早い段階からの対策が大切です。日常の中で出来る事、気をつける事など知って頂けると健康維持に繋がって行くと思います。第3弾ではその様なお話をさせて頂きます。