根っこの治療って?
2020/11/12 | むし歯
こんにちは。
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神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科医師の渡邉です。
最近急に寒くなってきましたが、皆さま体調を崩したりはされてませんか?
今年の冬はインフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスにも注意が必要なので、より一層体調管理を徹底しないといけませんね。
今回は、「根っこの治療」についてお話ししたいと思います。
まず、歯はこのような構造になっています。
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根の治療というのは、イラストでの歯髄の部分の治療で、根管をきれいにする治療です。
根管をきれいにする治療が必要な状態は、大きく分けて2通りあります。
1つは、むし歯が大きく、神経まで到達してしまっている場合。(抜髄)
もう1つは、既に神経が腐ってしまっていたり、一度根の治療をしたが、根の先で膿がたまってしまっている場合。(感染根管処置)
どちらもやることはほとんど同じなのですが、根の治療ってどういうことをしているんだろう、
何で何回も通わないといけないんだろう、と疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
根っこの治療では、大きく4つのことを行っています。
①感染組織の除去
むし歯になっている歯質、感染している歯髄や根管壁を機械的に除去します。
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②根管洗浄
感染組織を機械的だけでなく、化学的に根管内を消毒することで、除去しきれなった感染物質を除去します。
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③根管貼薬
根管内をきれいにした後、消毒薬を入れて蓋をします。
大方の感染物質や細菌は、①、②の工程で除去できるのですが、それでもわずかな細菌が残ってしまうので、
その残ってしまったものを死滅するために行います。
この、根管貼薬が、根っこの治療に何度も通わないといけない理由でもあるのですが、この工程は根の治療をするうえでとても大切です。
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④根管充填
根管内がきれいになれば行う工程です。
根管内をいくらキレイにしていても、細菌が活動する空間を残しておくと、再び細菌感染が起きてしまうので、
そうならないように根の中にゴム栓のようなものをします。
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このようにして根っこの治療が終われば、蓋の部分に最終的な土台を立て、かぶせものをつくります。
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最終的な土台をたてるまで、根の治療を行っている歯には、仮の蓋や、仮の歯がが入っていると思いますが、
この、仮の状態でずっと放置していると、どれだけ根管内をキレイにして、根管充填まで終わっていたとしても、
わずか3カ月で元の汚染された根管に戻ってしまうともいわれています。
なので、ご自身の歯を残すためにも、しっかりと歯科医院に通院することをお勧めします。
根っこの治療の正体、少しでも理解していただけましたでしょうか。
お口の中で不安なこと、わからないことなどがありましたら、ぜひお尋ねください。お待ちしております。