感染の窓
2020/09/24 | 小児歯科
こんにちは。
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                                
                            
                        神戸市東灘区 のだ歯科医院 渡邉です。
                                長かった残暑がようやく落ち着いてきましたね。
                                ところで、皆さんは「感染の窓」という言葉をご存じでしょうか。
                                実は、生まれたての赤ちゃんのお口の中には、むし歯の原因となる「ミュータンス菌」というものは存在していません。
                                赤ちゃんは生まれて約6カ月で子どもの歯が生え始め、1歳7カ月~3歳までに次々と歯が生え、ミュータンス菌のすみかが増えていき、
                                感染すると、むし歯になりやすくなるといわれています。
                                この、1歳7カ月~3歳までの感染しやすい時期のことを、「感染の窓」といいます。
                                感染するルートは、人間のくちとくち、特に、家族の唾液、といわれています。
                                食事中の食器の共有、キスなどによって、唾液を介して感染します。
                                主に母親からの感染が多いので、母子感染とも呼ばれています。
                                母親の口腔内にミュータンス菌が多いほど、感染しやすくなります。
                                こういった感染を防ぐためには、
                                ①食事に使う食器を分ける
                                ②口と口のキスを考慮する
                                ③両親の口腔内の細菌を減らす
                                 …両親が定期的にクリーニングされていると、口腔内の細菌も安定しており、感染しにくくなります。
                                ④長期の授乳を控える
                                 …母乳はむし歯の原因となるため、できれば1歳半頃までの断乳をおすすめします。
                                などが挙げられます。
                                とはいっても、一回口移しをしてしまったから感染する、というものではないですし、
                                結局は間食習慣や、甘いものの摂取回数など、生活習慣とも大きく関係しています。
                                あまり神経質になりすぎず、お子様にたくさん愛情を注いであげてください。
                                なにか気になることがあれば、いつでも相談してください。お待ちしております。
                                

