口臭の原因かも?見落としがちな舌の汚れ!
2020/09/20 | 予防歯科
こんにちは!
神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科衛生士の大原です。
あと3ヶ月程度で今年も終わるのか…と思うと1年の早さにびっくりしてしまいます(´-`).。oO
今年は、新型コロナウイルスの流行もあり、自粛していたために余計にそう感じるのかもしれませんね。
さて、今回は意外と見落としがちな舌の汚れについてのお話をさせて下さい。
早速ですが、皆さまに質問です!
習慣的に歯は磨いてくださっていると思うのですが、舌を磨くことはありますか??
是非、鏡の前でべーっと舌を出してみてください。その舌は白っぽくなっていませんか??
白っぽいものの正体は、細菌や食べかす、剥がれた粘膜などが舌の表面に付着してできた白い苔状のかたまりである"舌苔"かもしれません。
舌の表面には舌乳頭(ぜつにゅうとう)という細かい突起が沢山あり、ひだ状になっています。そのため、舌は汚れや不純物が溜まりやすのです。
舌苔のつきやすさには個人差がありますが、唾液が減っている方や、口呼吸されている方はお口が乾燥しやすく舌苔が溜まりやすいです。
また、お口を動かす日中と比べ、寝ている間は唾液の分泌量が誰しも減少しますので、お口が乾きやすい時です。
そのため、舌苔の付着量は朝が一番多いと言われています。
朝起きた時にお口の臭いが気になる方は、この舌苔が原因かもしれません。
舌苔はうがいだけでは落とせませんので、日々のお手入れが大切です。しかし、舌の表面は非常に繊細で、傷つきやすいのでお手入れ方法に注意が必要です!
〜舌磨きのやり方(ポイントと注意点)〜
①朝の歯磨きの後に行う
※やり過ぎは良くないので、舌苔が気になる時、1日1回を目安にしましょう!
②鏡の前で思いっきり舌を出す
※舌をしっかり出さないと舌苔が見えない&嘔吐反射が出やすいです!
③歯ブラシや舌ブラシを、舌の表面に当て奥から舌先までまんべんなく、ゆっくり数回なぞる
※嘔吐反射が出やすくなるので、歯磨き剤を使わず、水に濡らしただけの歯ブラシまたは舌ブラシで磨きましょう!
※ブラシを手前から奥に動かしたり、前後に往復させたりするのはやめましょう!
※舌はとてもデリケートなところなので力を入れて傷つけてしまわないように注意しましょう!
口臭予防に効果的な舌磨きのお話をさせて頂きましたが、口臭の原因は様々です。
お悩みがあれば是非相談して下さいね♪
また、舌磨きのやり方が分からなければ、実際に向かい合い、担当の衛生士が分かりやすく、お家で行って頂ける様に指導や練習を致しますので気軽におっしゃってください(^ ^)♪♪