歯の着色
2020/08/18 | ホワイトニング
こんにちは!
神戸市東灘区 のだ歯科医院 歯科衛生士の森田です。
最近さらに暑くなりましたね。熱中症などお体にはお気をつけください!
さて今日は着色(ステイン)についてお話しさせていただきます。
ステインとは?
「ステイン」とは、歯の着色汚れのことです。毎日歯みがきをしていても、長い年月の間に少しずつステインは歯に付着して蓄積し、黄ばんだりくすんだりしていきます。
ステインの付着する原因は?
① ポリフェノールを多く含む食品
コーヒー、緑茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなどのポリフェノールを含む食べ物・飲み物は、着色の原因となります。日常的に摂取している人は注意が必要です。
② タバコに含まれているヤニ
タバコに含まれるヤニが、着色の原因になりますが、歯面だけでなく歯肉の色素沈着の原因でもあり、歯肉の黒ずみを引き起こします。
③ 歯に細かい傷がたくさんついている
歯磨きを硬い歯ブラシで力一杯ゴシゴシやっていたり、研磨剤入りの歯磨き粉をたっぷりつけて磨いていたりすると、細かな傷がたくさん歯の表面につき、そこから着色しやすくなります。また、歯石がついていると歯面がザラザラするので着色しやすくなります。
④ ドライマウス
唾液の持つ自浄作用は、歯の表面を洗い流す役割を果たします。何らかの原因で唾液の分泌が落ちると、食べ物や飲み物の色が歯面に停滞しやすくなります。
ドライマウスは唾液の分泌が落ちる、もしくはお口が外気で乾きやすくなっている状態です。原因としては加齢と言われていますが最近では「あまり噛まない食生活」、「口呼吸」といったことが原因で、若い人にも増えてきています。
過去のブログで唾液についてお話ししているので是非見てみてください!
着色を除去する方法
①歯科医院でクリーニングを行う
歯科医院のクリーニング(PMTC)は、セルフケアでは除去できない着色を除去できます。歯に極力傷がつかないように行うことができるので、歯にとっても優しいのが特徴です。定期的にクリーニングを受けることは、歯の白さの維持はもちろん、お口の健康維持につながります。
②歯磨き
自宅で着色の予防・除去を行うには、歯磨きの仕方が大切になります。汚れがなかなか落ちないからといって、力を入れてこすってしまうと、逆効果になる場合もあります。ブラッシング圧が強すぎて歯の表面に傷ができると、汚れが付着しやすくなってしまうのです。歯磨きを行う際は、1本1本を丁寧に適度な力加減で磨くことが大切です。
ブラッシング方法やブラッシング圧についてわからなければ、ぜひお声がけください!